北東北の夏が終わろうとしている。昨日から夜がとても涼しくなった。朝晩が涼しくなったので、すでに猛暑の面影は失せた。
涼しくなると夏の疲労が出てくる。散歩しやすい時節になったが、しばらくは休息が必要だ。無理に散歩はせず、短いサイクリングをすることにした。 秋晴れのもと、ゆっくりサイクリングをするのは爽快だ。十和田市街はほぼまったく平坦なので、サイクリングにはもってこいの地形だ。午後の風は夏の火照りを失い、むしろ心地よく頬を撫でた。
今日は写真を撮らなかった。しかしわたしの脳裏には、去って行く夏の余韻がリフレインのように残っている。
暑かった夏の終わりが近づいたころから、秋を待ちきれない樹々の梢がもみじし始めた。
これから秋が深まれば、街には枯葉とそして別れを歌うジャジーな曲が流れ始める。